• 2025.2.21
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豪華で精巧な雛道具…丹羽家のひなまつりを紹介

 にほんまつ城報館1階の二本松歴史館で22日から企画展「桃の節句と端午の節句~丹羽家のひなまつり~」が開かれます。大名の婚礼調度品そっくりの豪華で精巧なつくりの雛道具から当時の暮らしぶりがうかがえます。5月11日まで。

江戸期の丹羽家の雛人形などが並んだ会場

 丹羽家の雛人形(江戸期)は、五人囃子と華やかな平安時代を映した屏風、掛け軸「おひなさま」とともに飾られています。また、雛道具だけを並べたコーナーには、6代藩主丹羽高庸公の正室・徳川宗直の八女達姫ゆかりとみられる葵の御紋入りの品々をはじめ、実際に打てるほど精巧な碁盤、将棋盤、双六盤、引き出しが外せる菓子箪笥などが展示されています。また、蒔絵四段重などは対比できるよう実物と雛道具を並べ、忠実に再現したミニチュア(雛道具)のつくりがひと目で分かります。

 明治、大正時代の雛人形、武者人形、掛け軸もあり、時を超えて子どもの成長を願う心に触れることができます。入り口では七段飾りが出迎えます。午前9時~午後5時。入場無料(常設展は有料)。問い合わせは歴史館(電話0243-22-3220)。

葵の御紋入りの雛道具
実物と変わらぬデザインの雛道具
端午の節句の兜や武者人形も展示
会場入り口で出迎える雛人形
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