• 2025.2.5
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菊人形「華やぐ江戸文化」テーマに10月10日から開催へ

 第69回二本松の菊人形は「華やぐ江戸文化~蔦屋重三郎の生きた世~」をテーマに10月10日~11月18日の40日間、開催されます。二本松菊栄会が3日、二本松市役所で開いた理事会で決定しました。

 歌舞伎や浮世絵が一世を風びした江戸の町人文化を菊花で再現します。5~7場面を想定、浮世絵そのものを菊人形で表現する場面も検討するそうです。入場料は据え置き、一般900円、障がい者700円、中学生以下は無料。

「紫式部」をテーマに開催した第68回菊人形には約4万8千人が訪れた

 昨秋は10月10日~11月20日(42日間)の開催で入場者は47,974人(前年比3,116人増)に上りました。県別でみると、福島が66.7%、次いで宮城が6.3%、新潟4.8%、茨城3.9%と隣県が多いことがうかがえます(クイズ応募者分析による)。また、団体予約では茨城、栃木、宮城、新潟、福島、千葉の順となっており、福島、宮城はマイカーでの来場が多かったようです。

 菊人形会場は「紫式部」をテーマに、「幼少期、父と学ぶ」「春の御殿」「重陽の節句」など7場面のほか、千輪咲き、菊花品評大会、ガーデンコーナー、フォトスポット、菊手水(8カ所)など演出に力を入れたほか、スタンプラリー、菊の花びら枚数当てクイズなどを企画して人気を集めました。

 市内では早くも70回菊人形へ期待する声もあり、来年へつなげる今秋は正念場ともいえます。10月4日~6日の提灯祭りに続く、本格的な秋の観光シーズンへ関係者は強い決意で臨み、菊人形を盛り立てたいとしています。

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