• 2025.1.28
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「ほんとの空ツーリズム!」へ雪中の湯守現場を訪ねる

 安達太良山・くろがね小屋をゲートウエイとした観光誘客をめざす福島県観光物産交流協会は27日からモニターツアーを行い、岳温泉の源泉を守る湯守の活動などを見学しました。今後、「ほんとの空ツーリズム!」として商品化していく予定。

ツアー当日朝、市街地からくっきり見えた安達太良山
湯樋の点検口から立ち上る湯気を見ながらさらに上へ

 安達太良山の地域資源を広く発信して交流人口の拡大につなげる同ツーリズム実施へ向け、県と二本松市、猪苗代町、環境省、温泉、山岳、観光団体などで連携推進会議を組織。具体的な取り組みを進めています。事務局は同観光物産交流協会。

 守岡文浩理事長をはじめ関係者ら20人が参加。あだたら高原スキー場からスノーシューを付けて、くろがね小屋近くの源泉を目指しました。同日はミルキーデイにあたり、湯花流し作業の日。湯守から説明を受け、約4mの雪の下にある湯樋点検口を、滞留しやすい有毒ガスに気を付けながら確認しました。湯守は毎週、点検口を掘り出して湯温や湯量を調整、安定供給に努めています。この日は市街地からもくっきり安達太良山が望め、風もなく穏やかでしたが、作業日はほぼ強風下だったり、厳寒に見舞われるそうです。

スノーシューを装着して登山道を上る参加者
雪に埋もれた道標をちょっと除雪
ようやく「くろがね小屋」が見えた…もう少し!
点検口から這い上がる?参加者
湯守の説明に聞き入る参加者。バックに阿武隈の山並みが見下ろせる
モニターツアー参加者

 最終日の28日は、生菓子作り(玉家玉振堂)、発酵食(千の花)、酒蔵見学と搾りたて純米吟醸の試飲(檜物屋酒造店)を体験、二本松の観光コンテンツに理解を深めました。

生菓子作りに挑戦!悪戦苦闘したようです
「ふながけ」された純米吟醸酒(右)の香り漂う中、説明を受ける参加者
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