• 2024.7.17
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夏休み企画「武器のひみつ」展が7月20日スタート

 二本松城が誕生して戊辰戦争で落城するまでの歴史を二本松市が収蔵する武器や武具でたどる夏休み企画展「武器のひみつ」が20日から二本松歴史館(にほんまつ城報館1階)で開かれます。武士のこだわりや武具の工夫をQ&A形式で分かりやすく紹介するなど親子で学ぶことができ、夏休みにぴったりの企画。9月8日まで。入場無料。常設展(有料)でさらに掘り下げて二本松城を知ることもできます。

甲冑や刀、火縄銃などが並んだ会場。特長や歴史も分かりやすく解説

 「(城報館建設にともない)発掘された武器」「二本松市の武器と武具コレクション」「おしえて?武器のひみつ」「番外編~めずらしい武器」の4テーマで甲冑や刀、火縄銃などを展示。丹羽家・豊臣家に仕えた青山貞勝の甲冑は関ケ原の合戦で使われたとされ、黒漆塗唐冠兜は初代藩主の丹羽光重が着用したと伝えられています。また、二本松を代表する刀鍛冶陸奥介弘元の長男古山弘勝、田子駿河守正弘の刀や脇差は今なお鋭い光を放っています。

 火縄銃、管打式銃は国内、英国製あわせて9丁が並び、戊辰戦争に使われた小銃の比較表も掲示。Q&Aでは「雨の日はどうやって火縄銃を濡らさなかったの?」など具体的な使い方も絵を交えて紹介しています。珍しい脇差鉄砲、大砲の模型も関心を集めそう。

 二本松藩筆頭家老丹羽図書の屋敷跡に城報館が建設された際、室町~幕末の史料が発掘され、漆塗りの刀の鞘、鉄砲玉がよい状態で確認できました。また、会場ではオリジナルトレカがもらえるクイズもあり、楽しく学んで〝城報館限定お宝〟がゲットできます。午前9時~午後5時。問い合わせは歴史館(電話0243-22-3220)。

子ども向けにQ&A形式で説明も
珍しい脇差鉄砲
にほんまつ城報館の建設時に発見された出土品
クイズの正解者に特製トレカをプレゼント
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