- 2024.5.20
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安達太良山開きに5,000人、夏山シーズン到来
日本百名山、花の百名山のひとつ安達太良山(1,700m)の第70回山開きは19日行われ、約5千人が夏山シーズン到来を祝い、さわやかな汗を流しました。70回記念のピンバッジ配布、お楽しみ抽選会、あだたらマルシェなど記念行事が多く行われたほか、二本松市や岳温泉観光協会は登山道道標整備のクラウドファンディング協力や携帯トイレキット携行を呼び掛けました。くろがね小屋近くの木製トイレブースも同日から利用できるようになりました。
例年、山頂で行っていた安全祈願祭は奥岳登山口で実施、安達太良連盟会長の三保恵一二本松市長、安達太良山観光大使のタレント・なすびさんをはじめ、あだたら山の会、二本松署、陸上自衛隊第44普通科連隊、観光団体関係者らがシーズン中の安全を願いました。
山頂ではピンバッジ(500個限定)、ペナント(先着3千枚)配布が行われ、ピンバッジは約700人が殺到する人気ぶり。山頂で記念撮影する人や大パノラマを満喫する人も多く、長蛇の列ができました。恒例のミズあだたらコンテストには子どもを含む多くの女性がエントリー、ミズに橋本由香里さん(三春町)、準ミズに小学生の大野純美怜さん(埼玉県)が選ばれました。にほんまつDMOから出場者にフェイスパック「肌とうじ」が贈られました。
また、山頂付近で足首を負傷した女性を救助するため県防災ヘリが出動、登山客が救出の様子を見守る一幕がありました。
一方、営業休止のくろがね小屋近くに設置された木製トイレブースは、初日から多くの利用があり好評でした。関係者は「携帯トイレキットは登山の必需品、として周知させたい」と環境保全へ理解を求めています。