• 2023.8.2
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壮大な体験「火山旅」の拠点オープン

 磐梯朝日国立公園に広がる3つの活火山・磐梯山~吾妻山~安達太良山をつなぎ、周囲に点在する温泉地や山小屋、キャンプ場に泊まりながら〝山の旅〟を楽しむ、ロングトレイルハイキングルート「磐梯・吾妻・安達太良ボルケーノトレイル」が誕生しました。第1弾は吾妻~安達太良ルート(総延長80㎞)。トレイルセンターの役割を担う「安達太良自然センター」オープンに合わせ8月1日、一瀬圭介代表が発表しました。猪苗代湖や裏磐梯の湖沼群を含む総延長300㎞のルート構築を目指し、地域の魅力を国内外に発信していく予定。

23年版のマップ(下)を説明する一瀬代表

 同センターはアドベンチャーツーリズムの「歩く東北研究所」、岳温泉の老舗旅館「花かんざし」、旅行業の「インアウトバウンド仙台・松島」の3社で構成。花かんざしに事務所を置き、ツアー・山旅の案内、物販、山旅客の宿泊、山道具などのレンタル、カフェ&バーの各事業を行います。活火山(ボルケーノ)が隣接する地域特性を生かし、火山旅として三山三様の魅力をアピールしていく方針。

 安達太良山登山の拠点くろがね小屋が改築に伴って休業していることから、同旅館の倉庫を改装して宿泊スペースも確保しました。旅館ならではの携帯食の開発にも取り組むそうです。

 ルート造成は安全確保が大前提となり、3年がかりで全エリアを踏査し、2023年版として吾妻~安達太良ルートマップを作製、発表しました。一瀬代表は「地図上に道はあっても実際に通れるルートは限られている。活火山が織りなす大自然の魅力やストーリーを火山旅として体験できるよう、少しずつエリアやルートを拡張していきたい」と300㎞のボルケーノトレイル実現へ意欲を語りました。問い合わせは安達太良自然センター(電話090-7171-0350)へ。メールはinfo@adatara.jp

山旅の準備拠点・宿泊スペースは寝袋が必要です(レンタル有り)
事務所入り口。各種レンタルも取り扱う

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