二本松市岳温泉の春の風物詩「あだたら万遊博　おかみと過ごすひな祭り」は３月４～６日の３日間、今年も多彩に開かれます。初めて邦楽囃子演奏家の望月左太寿郎さんを招き、温泉街に日本伝統の音色を響かせます。岳温泉女将会「かたかごの会」、岳温泉観光協会「あだたらすみれ会」主催。

　邦楽囃子のステージは４、５の両日、ホテルパラダイスヒルズで行われ、予約制で定員各50人。参加費は3,500円。最終日の６日は芥川賞作家の玄侑宗久さんが「むすんでひらいて」と題し、特別講演を行います。会場はながめの館光雲閣で、予約制。定員100人。無料。

　鈴木安一さんの体験講話「岳温泉小さな歴史散歩」、つるし雛やつまみ細工を作るワークショップ、日本酒飲み比べなどもあります。申し込み、問い合わせは岳温泉観光協会（電話0243-24-2310）へ。

　開催に先立ち２月10日から温泉街の各旅館、商店に市内愛好者４団体から寄せられたつるし雛を一堂に展示、ひな祭りムードを盛り上げるほか、期間限定のスイーツ、ランチなど３店をまわると温泉宿泊券が当たるスタンプラリーを展開します。３月12日まで。