にほんまつＤＭＯの活動を紹介する講演会が27日、二本松商工会議所で開かれ、同商議所産業地域開発委員会（佐藤仁委員長）のメンバーら約15人がＤＭＯの基本方針「市民・観光客がともに楽しめる二本松スタイルの構築」などに理解を深めました。

　2018（平成30）年10月に設立、20（令和２）年１月に登録されたＤＭＯですが、「活動内容がよく分からない」として同委員会が勉強会を兼ねて開催。当法人の佐藤俊明事務局長が市、商議所、商工会、信用金庫など10団体からなる組織概要や、観光に関する現状分析と各種数値目標、具体的な取り組みなどデータを交えて示しました。21年度は旅行消費額、延べ宿泊者数、来訪者満足度とも目標を下回り、商品化力・ブランド力・情報発信力不足が指摘されています。

　佐藤事務局長は①地域資源の活用②魅力をどう伝えるか③市内周遊の定着化④魅力的なイベント・アクティビティの創出―などを課題に挙げ、「市内事業者との連携が欠かせない」と一層の協力を求めました。