• 2023.12.4
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青空の下、五反幡なびかせ木幡山を目指す

 国指定重要無形民俗文化財「木幡の幡祭り」は3日行われ、白幡を先達に色とりどりの五反幡をなびかせて縦走、勇壮な平安絵巻に沿道は歓声に包まれました。

青空の下行われた「木幡の幡祭り」

 二本松市木幡住民センターグラウンドで4年ぶりに行われた出立式では、実行委員長の武藤栄利総大将、隠津島神社の安部匡俊宮司が「960年余の歴史を誇る祭りを継承していこう」と力強くあいさつ、大小約50本の五反幡が木幡山を目指して出発しました。今年は成人儀礼に臨む「権立」と呼ばれる初参加の若者が7人もおり、行列は一段と華やかさを増しました。関係者の話では史上2番目だそうです(最多は9人)。

 途中、権立は胎内くぐり、羽山神社での儀式を経て、行列は隠津島神社本殿へ。参加者は万歳三唱で伝統の祭りを締めました。この日は石川県から訪れたアマチュアカメラマンを含む約3,000人が見守りました。

 ※東和観光協会・木幡観光振興会は1月5日まで「木幡の幡祭りフォトコンテスト2023」の作品を募集しています。サイズは四切またはA4で、1人3点まで。問い合わせは事務局(東和支所地域振興課内、電話0243-66-2490)へ。

木幡住民センターグラウンドでお祓いを受ける参加者たち
子どもたちも伝統の祭りを必死に支える
一の鳥居をくぐって山を登る行列(下)
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