二本松市岩代地域の人材と魅力を紹介する「岩代おじさん図鑑」が発刊され、ユニークな編集と人生の道しるべにもなる内容に、県内外から反響が寄せられています。「田舎のおじさんには地域人として退職がなく、生み出すさまざまなもので田舎を支えている」として、岩代観光協会が〝おじさん〟にスポットを当て、57～86歳の20人の特徴や生き様を紹介。ほのぼのとした人柄を通して「岩代の今」を伝えています。

　おじさんの生態を紹介する図鑑は、①最大の魅力②年齢、血液型、属性、弱点などの基礎データ③活動・ゆかりの場所―を生き生きとした写真を添えて１人１ページで掲載。また「妻とおじさん」「バージョンアップQ＆A」「おじさんのつぶやき」「生息地と風物詩」などテーマごとに生の声をつづっています。さらに「おじさんはナマモノだから、会いに行くには今しかない」と岩代来訪を呼び掛けています。

　地域おこし協力隊の有野真由美さん（岡山市）が「地域のために働くおじさんは心意気があり、面倒見もいい。岩代の光は〝人〟だと感じた」と、観光パンフレットへの登用を思いついたそうです。武藤琴美さん、古関マナミさんらの協力で２カ年事業で仕上げましたが、「連日、電話や取材申し込みがあり反響の大きさに驚いている」と笑顔で手ごたえを話しています。A５版・36ページ、フルカラー。2,000部作製し、観光PR用に市外で配布しました。現在、増刷しており、うち100部は９月23日午前９時から岩代支所正面玄関前で限定配布する予定。問い合わせは岩代観光協会（岩代支所内、電話0243-55-2111）へ。