• 2023.9.15
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朝河貫一博士と二本松藩士の父の物語

 世界的歴史学者・朝河貫一博士の生き方に多大な影響を及ぼした、二本松藩士でのちに小学校長を務めた父・正澄の生きざまと貫一の偉業を紹介する「父子物語~朝河貫一博士へと受け継がれる二本松藩『義』の精神」展が16日から、にほんまつ城報館1階にある二本松歴史館で開かれます。11月19日まで。

朝河貫一博士と父・正澄の義の精神を伝える企画展

 朝河貫一博士生誕150年を記念して市教委が企画。自身のおいたちや戊辰戦争での出来事を記した正澄の手記、留学する貫一の飛躍を願う正澄直筆の掛け軸など約40点が展示され、「二本松藩士朝河正澄」「受け継がれた義」「教育者正澄」のコーナーに分けて紹介しています。義の精神は「世に対する義」として貫一博士の研究の原動力になっていたようです。

 貫一に発音の練習を繰り返し教えたといわれる正澄の後妻・ヱヒの紹介、貫一博士の腕時計や燕尾服などの遺品、関係書籍、ビデオ上映もあり、きずなと精神が伝わる企画展となっています。午前9時~午後5時。入場無料。

 また、10月14日午後1時30分から安達文化ホールで、記念講演会&トークディスカッションが開かれます。無料。先着300人。申し込み、問い合わせは市教委文化振興係(電話0243-55-5154)へ。

朝河正澄の手記
正澄直筆の掛け軸とヱイの肖像など
朝河貫一博士の遺品の数々
会場では資料ビデオも上映
10月14日には記念講演会を開催
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