• 2022.10.7
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光重公 生誕400年 丹羽家三代の足跡 たどる

 初代二本松藩主・丹羽光重公の生誕400年を記念した企画展「三代ものがたり~丹羽家黎明期の足跡」がにほんまつ城報館1階の二本松歴史館で始まり、光重と父・長重(二代・初代白河藩主)、祖父・長秀(丹羽家初代)の丹羽家三代の人と変遷を紹介しています。 11月27日まで。

初代二本松藩主光重公の自画自賛肖像

    初代二本松藩主 丹羽 光重(1621~1701) 

    初代白河藩主  丹羽 長重(1571~1637) 

    丹羽家初代   丹羽 長秀(1535~1585)

 光重は二本松藩誕生(1643年)で10万700石の初代藩主となり、城下町を整備する一方、文化人として茶道は「半古庵」、書画は「玉峯」と名乗り、才能を発揮しました。丹羽家の祖・長秀は尾張と美濃国の一部13万石を所領していましたが、織田信長や豊臣秀吉に仕え、長篠合戦や賤ケ岳合戦で活躍して123万石の大名になりました。長重の代に家臣の狼藉(ろうぜき)を理由に石高を減らされ、大名の座も退きましたが、徳川家康に人物像や築城技術が評価され、大名に復帰。棚倉城や白河小峰城を築いて初代白河藩主になりました。

 会場には光重の書画や自画自賛肖像、愛用したとされる唐冠兜、直違紋(すじかいもん)入りの刀掛、手拭掛をはじめ、長篠合戦図屏風、賤ケ岳合戦図屏風、3人の自筆の書状、丹羽家ゆかりの品などが展示され、それぞれの生きた時代や活躍に思いをめぐらすことができます。

 時間は午前9時~午後5時。菊人形期間中は無休。無料(常設展は有料)。問い合わせは二本松歴史館(電話0243-22-3220)二本松市教育委員会文化課(電話0243-55-5154)へ。

光重の書画や愛用したとされる兜
▼ 丹羽家ゆかりの品や所領の変遷を紹介したパネル ▲
長重に加賀国能美郡8万石を与えると記した豊臣秀吉朱印状
それぞれの自筆書状
長篠合戦図屏風(上)と賤ケ岳合戦図屏風(下)いずれも長秀が描かれている

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