• 2022.9.30
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大山画伯が「心惹かれた人」は… 常設展スタート

 二本松市名誉市民で、文化勲章を受章した日本画家・大山忠作の人物画を集めた常設展「心惹かれた人を描く」が大山忠作美術館(市民交流センター3F)で始まり、高村智恵子をイメージした作品や智恵子に扮する有馬稲子像など二本松への思いがこもった作品も多数展示されています。生誕100周年記念事業の一環で来年3月26日まで。

▲ 大山画伯が「心惹かれ」描いた人物画 ▼

 会場入り口には、成田山聖徳太子堂建立の際、大山画伯が制作した壁画六面のうち二本松の千輪咲を描いた「菊」(1992年)の複製(タテ164㎝×ヨコ340㎝)が展示され、花弁1枚1枚の表情から大山画伯の繊細な観察と描写を垣間見ることができます。

 また、大山画伯は朝日新聞の連載「折々のうた」を毛筆で書き写すことを日課としていましたが、それらの模写や生誕100年記念マークにも使われている書に加え、文化勲章と受章記念に写真館で撮った家族写真も展示。人となりを知る企画となっています。

 午前9時30分から午後5時まで。毎週月曜休館(祝日の場合は翌日)。入館料は一般410円、高校生以下210円。問い合わせは大山忠作美術館(電話0243-24-1217)へ。

聖徳太子堂壁画六面のひとつ「菊」
日課としていた模写や書
家族写真とともに受章した文化勲章を展示

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