• 2022.8.24
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菊人形に照準、菊づくりいよいよ終盤に

 二本松菊栄会の菊づくり教室「大菊三輪盆養栽培講座」の8月講習では、二本松菊花愛好会の伊東勝夫会長宅を訪ね、菊人形会場の名物「千輪咲」の栽培法など肌で学びました。伊東会長によると今秋は「2,000輪に迫る」大作に挑んでいるそうです。

伊東会長(右)から千輪咲の栽培方法を学ぶ受講者

 1本の茎から分枝を繰り返してより多くの花を咲かせる千輪咲は、菊人形の見どころのひとつで、2年掛かりで栽培されます。講座の会場となっている菊花栽培場でも千輪咲が何基も育てられ、受講生は春から見守っていますが、伊東会長宅の「二千輪咲」は別格サイズで、作業の大変さとその迫力に一様に驚いていました。敷地内では菊人形会場を飾る各種菊など400鉢が栽培され、水やりや消毒、日照管理などを伊東会長に質問しては熱心にメモを取っていました。

 訪問に先立ち、霞ヶ城公園の菊人形会場で座学も行われ、講師の草間喜久蔵さんから花芽を促すシェード処理、三枝不揃いの調整、病害虫の防除について学びました。受講者の栽培菊は菊人形期間中、市民のコーナーに展示される予定。

▲ 菊の状態について解説を聞きながら栽培技術を習得 ▼
菊人形会場で開花準備作業を学ぶ
伊東会長を囲む菊づくり教室生と講師の草間さん
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